高齢化社会においては医療だけではなく、生活、介護まで視野を広げて対応することが必要な時代です。けれど、急性期病院では初期の病気には対応するが自宅に帰ってからのフォローがありません。また、一般には専門分科されており、患者様はさまざまな科を横断的に巡らなければならないケースが多くなっています。当院では、たとえば高齢者が病気やけがが原因で寝たきりになるような症状に対するリハビリがあるなど、リハビリに非常に力を注いでいるほか、在宅医療、療養病棟、老健施設もあり、病気や怪我だけの医療に限らない総合的なサポート体制の充実に努めています。
法的に設置が義務づけられている危機管理室が仕事場になります。ここでは主にペースメーカー、透析の機械など生命維持管理装置のメンテナンスを行っています。業務内容が安全対策のため、何も起きないことが当たり前でなければなりません。患者様と関わる機会は少ないですが、安心して治療に専念いただける環境を支えるべく働いています。

透析は週に3回の通院が必要ですが、それは患者さんにとっては負担であるため、療養病棟にて入院しながらの透析ができることが特徴です。上伊那では入院して透析ができるところは当院しかありません。外来患者さん30名あまり、入院患者さん10名くらいです。外来患者さんには通院の負担が少なくて済むように送迎サービスも行っています。夜間透析が最大の特色で、夕方6時までにご来院していただければ深夜まで治療が可能です。
病気が落ち着いたが自宅で生活するのが困難な方を対象に、残された機能でどう生活するかを模索し、また長期治療で立ち座りが困難なほど筋肉が落ちた場合の筋力アップなどを担うのが、回復期リハビリです。回復期リハビリ病棟は、上伊那ではここしかなく、他病院からの紹介で来られる方がほとんどです。そのため、地域の病院との連携は欠かせません。また上伊那病院自体の取り組みとして、在宅医療の看護師、ヘルパーが協力し、自宅に帰ってからの患者様の生活に合わせたケアも可能です。
利用者の方の家に1〜3時間程度滞在し、掃除や食事の支度などのサービスを提供することが主な仕事です。それぞれのご家庭の習慣に合ったサービスが必要で、ときにはよかれと思ってしたことでも出過ぎた対応と受け取られてお叱りを受けることもあります。しかし、ご満足いただいて同じヘルパーに来てもらいたいというご要望をいただくこともあり、それが仕事のやりがいにつながっています。小さな事業所なので、スタッフ間のコミュニケーションが親密で、医師、看護師との連携も万全です。

日数制限のあるリハビリによって治療を受けられない方たちの受け皿として開設。
施設スタッフは理学療法士、作業療法士、看護師、介護福祉士、送迎スタッフで構成。スタッフの発案で各種教室を開催するなど「楽しい場所」の提供をめざしています。定員は通所施設としては多い50名。いろいろな要望にお応えできるようにしています。マシントレーニングのために来られる若い方もいらっしゃいます。
病院内には訪問リハビリ、短期リハビリの施設もあり、ご利用者にふさわしいサービスを提供できます。職種の垣根をこえた医療スタッフ間のコミュニケーションも良好で、マンパワーによって地域を支えています。
今年で5年目となる送迎サービスは、組合員さんが少しでも通院しやすくなるようにと始めた取り組みでしたが、今では地域のなくてはならないサービスになっています。